研究課題/領域番号 |
18K02751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
渡邉 流理也 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (40750120)
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研究分担者 |
宮地 弘一郎 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40350813)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 重度脳障害児 / 携帯型NIRS / 活動負荷 / NIRS / 近赤外線分光測定法 |
研究成果の概要 |
本研究は重度脳障害児について,コミュニケーション指導時の表出行動を心拍とNIRSを測定し,能動的活動の生起様相と脳酸素消費行動の変容から表出行動と活動負荷の関係性の解明を目的とした.その結果,能動的活動おいて,行動上評価可能な表出行動に比べ,行動上の評価が困難である心拍の期待反応では,脳血流動態の変化が少なく,また心拍期待反応が繰り返し生起されることにより,脳血流動態の変化量が徐々に減少していくことが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
共生社会に向けてインクルージョンを推進する上で必要となる重度脳障害児の社会参加の保障,特にコミュニケーションの困難さへの支援が重要になる.一方,重度脳障害児は病態などにより体力的に活動が制限され,またその障害のために学校現場等ではコミュニケーションを中心とした指導が多くなるが,コミュニケーション場面におけるに応答表出に必要となる活動負荷についての研究がほとんどない.その点について,本研究では,コミュニケーション場面での能動的活動の生起と脳の酸素消費量の状態との関連性について,限定的ではあるが明らかにできた.
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