研究課題/領域番号 |
18K02754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
石倉 健二 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40304703)
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研究分担者 |
梶 正義 関西国際大学, 心理学部, 教授 (00623563)
三好 敏之 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (20792667)
橋本 正巳 くらしき作陽大学, 子ども教育学部, 教授 (30566568)
香野 毅 静岡大学, 教育学部, 教授 (70324324)
中根 征也 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (70742419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 協調運動困難 / 神経発達症 / 自立活動 / 情緒・行動 / 読み・書き / 発達障害 / 情緒行動的問題 / 読むこと / 書くこと / 小学校低学年 / 運動困難 / 系統的レビュー / 乳幼児期 / 小学校 / 神経発達症児童・生徒 / 自閉スペクトラム症 / 特別支援学級在籍児童生徒 / 知的障害 / 協調運動 / 運動介入・運動指導 / 児童 |
研究成果の概要 |
ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、SLD(限局性学習症)には、協調運動の困難(極端な不器用さ)が併存していることが多い。そこで以下の研究に取り組んだ。①書字を含む協調運動困難の児童についての系統的レビュー、②特別支援学級・通級指導教室における協調運動困難のある児童の実態調査、③特別支援学級在籍児童への運動指導の効果、④ASD児童の協調運動についての調査、⑤幼児期から学齢期にかけての協調運動に関連する発達項目についての調査、である。その結果、協調運動の困難は情緒・行動面、文字の読み書きなどに関連し、運動指導によって改善の可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究では、協調運動の困難(極端な不器用さ)がASDや多動性・衝動性、文字の読み書きなどだけでなく、情緒面(不安、うつ、自尊心の低さ)、行動面(多動・衝動性、身体活動や社会活動への参加の低さ)、学習面(幼児期の協調運動と就学後の書字の関係)を示すことができた。このことにより協調運動の困難は、単に身体運動の問題にとどまらず、適切な支援を必要とする対象であることが明らかとなった。 また児童期のそうした協調運動の困難に対しては、協調運動能力の向上を図る運動指導を行うことで、協調運動能力の向上のみならず、行動面(多動・衝動性の軽減、など)や学習面(書字・描画の精緻化、など)への効果が示唆された。
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