研究課題/領域番号 |
18K02760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
齋藤 淑子 都留文科大学, その他部局等, 地域交流研究センター協力研究員 (30817755)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 病院内教育 / 院内学級 / 自己の形成 / 病気の子ども理解 / 教師の専門性 / ナラティヴ / 慢性疾患 / 小児がん経験者 / PTSD・心的外傷 / 長期フォローアップ / 生活史 / 教師の役割 / 自己 / 語り / PTSD / 病い / 小児慢性疾患 / 小児がん |
研究成果の概要 |
病院内教育で学んだ生徒たちのナラティヴ(作文、詩、絵画、音楽等の作品)と作品への本人、家族、教員によるコメントや感想を収集し、2020・2021年度全国病弱教育研究会東京大会にてweb作品展を開催した。2022年度は新たな作品と論文を収録して作品集「東京の病弱教育の主人公たち」を制作した。闘病中の子どもたちが豊かな表現力を発揮しながら学んでいることや病院内教育の重要性について理解を深めることができた。 病院内教育経験者、保護者、教員、医療者からの聞き取り調査を通して、慢性疾患の子どもと家族が抱える課題や生活史を探求し、病気の子どもにとってナラティヴの重要性と教師の役割等を学会等で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院内教育で学んだ子どもたちの作品集や作品展を通して、多くの人たちに病気の子どもたちにとってナラティヴの重要性や病院内教育と教師の役割等について、リアルに伝えることができた。 日本臨床教育学会、日本特殊教育学会、特別ニーズ教育学会、日本育療学会、日本癌学会(ランチョンセミナー)、全国病弱教育研究会等を通して、小児慢性疾患を抱える子どもたちの自己の形成過程における身体・心理・社会面での困難とその対処のあり方、とりわけ病院内教育での学びと仲間の存在が心理面において大きな支えとなっていることについての学術的な掘り下げを行い、病気の子どもへの理解という社会的なテーマの広がりを期した。
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