研究課題/領域番号 |
18K02763
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
|
研究機関 | 聖心女子大学 |
研究代表者 |
植田 誠治 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (90193804)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | がん教育 / 配慮 / 小児がん / がんの当事者 / 学校 / グリーフケア / 指導者用指導書 |
研究成果の概要 |
学校でのがん教育を行う際に、がんの当事者である児童生徒に様々な配慮がなされている。事前では、保護者への事前アンケート、児童生徒への連絡、保健室だよりや通知文等が活用されている。ただしがん患者や経験者の不利益になる内容ではなく学校教育として必要と判断して行ったため特に配慮しなかった例や小児がんの児童の保護者からは配慮の必要がなしとの回答があり特に配慮をしなかった例も認められる。授業の開始時に途中で退席してもよいことを示すことも多く行われている。また、個別指導や個別のフォローアップも有効であったが、今後、その際に用いることができる発達段階に応じた資料や教材をより開発することが必要と考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全国的に学校におけるがん教育が実施されるようになってきた一方で、がん教育を実施する際に、児童生徒本人ががんの当事者であったりがん患者であったりした場合、家族にがん患者がいるあるいは家族をがんで亡くしたといった児童生徒に対しての配慮が必要であるとされながらも、配慮の実態や具体的にどのように配慮するとよいのかといったことは自明ではなかった。 本研究を参考にして、がん教育を実施する際の配慮を実際に行うことによって、より質の高い学校におけるがん教育を展開できるとともに、今後個別の配慮を行う際に有効となる資料や教材の開発の必要性が認識される。
|