研究課題/領域番号 |
18K02771
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
|
研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
柴里 弘毅 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系AEグループ, 教授 (60259968)
|
研究分担者 |
大塚 弘文 熊本高等専門学校, 企画運営部, 教授 (10223869)
加藤 達也 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系CIグループ, 助教 (10707970)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 福祉人間工学 / アシスティブテクノロジー / 肢体不自由 / 特別支援教育 / 分身ロボット / 人間福祉工学 / 意思表示支援 / 重度重複障害 |
研究成果の概要 |
重複障害のある児童生徒は,個々の特性や持てる力が異なるため,児童生徒間のコミュニケーションを持たせる取り組みを頻繁に行うのが困難,社会との繋がりが希薄になりやすいなどの問題を抱えている.この問題解決のため,特別支援学校に通う児童生徒間のコミュニケーション活性化を目的とし,ARマーカを目標としてビジュアルフィードバックにより移動するロボットを製作した.ARマーカを用いることで使用場面や環境,認識対象の変更に柔軟に対応することが可能となった.さらに,身体機能の低下した利用者を想定した視線入力手法を考案した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請課題で開発するロボットに求められる機能は,保護者や特別支援学校教諭と検討を重ねることにより導出された.開発・設計の上流工程から特別なニーズを抱えたリードユーザを積極的に巻き込む手法はインクルーシブデザインと呼ばれており,児童生徒らが成長し卒業した後も社会と繋がる力となることが,現場の教諭・保護者から期待されている.本研究では,従来のテレイグジスタンスのように遠方にあるロボットから送られる映像をモニターで見ながら操作するのではなく,拡大代替コミュニケーションの観点から五感を活用できるように,操作者が視認可能な至近距離で動作する分身ロボットを開発した点に意義があると考えられる.
|