研究課題/領域番号 |
18K02777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
北村 博幸 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30438072)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 実行機能 / アセスメント / 知的障害 / 支援プログラム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、知的障害児・者における実行機能の特性を把握するための実行機能アセスメントと支援プログラムを開発することである。Miyakeらの実行機能理論である更新固有、シフティング固有、共通実行機能に基づく9つの課題からなる、iPadで実施とデータの収集ができるアプリケーションを作成した。知的障害児・者の実行機能の特徴と比較するために、小学校2学年の69名(男子31名、女子38名)の定型発達児の実行機能を測定した。知的障害特別支援学校高等部3年生の知的障害児1名(男子)の実行機能を測定した。以上の結果、実行機能の更新固有、シフティング固有、共通実行機能の特徴を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実行機能のアセスメントを用いて、知的障害児・者の実行機能の特徴を調査することにより、実行機能の障害と知的障害児・者の学習場面や、日常生活場面における計画性のなさや見通しを持つことの困難さという臨床状態の関連の解明に寄与するという学術的意義がある。また、実行機能のアセスメントを用いた改善プログラムによって、知的障害児・者の実行機能の向上を図ることが期待でき、実行機能の向上が学習や活動に取り組む体勢を作り、学力向上と行動コントロールができるようになるという社会的意義がある。
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