研究課題/領域番号 |
18K02780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京学芸大学 (2020-2021) 筑波技術大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大鹿 綾 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (10610917)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 聴覚障害 / 発達障害 / 中・高生 / 支援体制 / 義務教育以降 / 思春期 / 実態と支援 / 義務教育以降の実態と支援 / 聴覚障害児・者 / 後期義務教育以降 / 支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、発達障害を併せ有する聴覚障害児・者及び保護者への面接調査と介入支援を通して①中学生期以降における現状と課題について明らかにすること、②切れ目のない教育的・社会的支援体制について検討することを目的とした。中高生段階では発達障害による行動面の課題は落ち着く傾向があるものの、友人関係や年齢相応の社会的振る舞い、就労準備に戸惑いを感じる者が多かった。就業後は障害者雇用枠での採用のため比較的理解を得ながら働けているものの、雑談に加われない、余暇活動の不足等が示された。特にセルフアドボカシーを身に付ける場がない、継続的に関わってくれる場が不足していることが指摘された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害を併せ有する聴覚障害児・者への支援体制について検討した。中高生期の課題として、特に就労・社会的自立への準備があった。周囲に理解・支援を求めると同時に、生徒自身も自らの苦手や対処法をよく知り、セルフアドボカシーを身に付けることが重要である。また当事者、家族共にピアコミュニティを求めていることが示された。 オンラインでの介入指導では、注意集中の難しさによる困難があったが視覚教材や発言者の固定機能などを活用することで効果的な活動となることが示唆された。
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