研究課題/領域番号 |
18K02786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
泉 真由子 横浜国立大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00401620)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メンタルヘルス / 多職種連携 / 学校現場 / 学校 / 子どものメンタルヘルス / 学校教育現場 / 地域医療・福祉 / インクルーシブ教育 |
研究成果の概要 |
学校教員が教育の専門家として、メンタルヘルス等の問題を抱える子どもの学校現場でみられる特徴的な言動、様子の見取りの観点・方略の獲得を支援することを目的に、学校で見られる子どものサインの具体的な表現(言動等)を、他職種が求める重要な情報と関連付けて再解釈し、「小学生用・中学生用気になる行動リスト」を作成した。小学校低学年では身の回りの不整備、中学年では学習場面への不参加、中学校では頻繁な遅刻・欠席、課題の未提出、人間関係のトラブル、特に女子生徒では不定愁訴(により保健室に頻繁に出入りする)等、子どもの発達段階により変化する学校現場でみられる問題行動の芽と考えられる諸特徴を抽出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SCとの協働により教員が語る「生徒の特徴的な言動や生活上の様子」の具体的な描写やエピソードについて適宜医療や福祉、あるいは特別支援教育の専門家が見立てを行う際に必要な情報や表現に変換することを試み、「小学生用・中学生用気になる行動リスト」を作成した。各ケースの背景や表出する課題は異なるが、学校教員や保護者が客観的に子供を捉え、関係する他者の声を聞くきっかけとして、アンケート調査への回答が起点となった。周囲の大人がそれぞれに見る生徒の姿を統合する作業を通して生徒の本来の困り感をより正確に推測することが可能となった。
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