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マネジブル・ビデオフィードバックによる新たな学校コンサルテーションモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02792
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関山口大学

研究代表者

須藤 邦彦  山口大学, 教育学部, 准教授 (70533694)

研究分担者 松岡 勝彦  山口大学, 教育学部, 教授 (70312808)
太田 研  星美学園短期大学, 幼児保育学科, 准教授 (10709405)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 交付 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードビデオフィードバック / 学校コンサルテーション / ビデオツール / マネジブル
研究実績の概要

令和3年度は、令和2年度に収集したデータの効果検証・成果公表と一次編集機能と二次編集機能についての実践データの追加を行った。
令和2年度に収集した実践データについて、まず、ビデオツールを用いたコンサルテーションに関する社会的妥当性について評価(5段階)した。その結果、コンサルティからは、目的と方法、ならびに支援効果の評価において最高(5点)の評価が、継続可能性について4点、負担感について3点の評価が示された。また、コンサルタントにおけるビデオツール使用に係る時間的コストとして、編集に15分程度、フィードバックに20分程度を要したことが報告された。次に、本研究の結果と知見を日本特殊教育学会において公表した。その結果、現職教員から効果の高さとコストの低さを兼ね備えたツールに関する一定の関心を得ることができた。また、映像ツールをコンサルテーション実践に用いる前提(例えば、コンサルティの抵抗感など)を緩和する方法との関連付けの在り方や、ツールを(例えば、遠隔地へのコンサルテーション実践などに)遠用する可能性について討論が行われた。
一次編集機能と二次編集機能についての実践データの追加については、1名のコンサルタントにより、6か所の教育機関(保育園、幼稚園、小学校)におけるおおよそ12事例(学級全体の子どもに関するフィードバックも含む)の実践が行われた。その結果、一次編集機能が、コンサルティの実践場面における実態と支援方法の理解を促進するとともに、コンサルタントにとってもコンサルテーション結果を整理する(報告書などを作成する)手がかりとなることが示唆された。また二次編集機能については、観察対象が多い場合や複数の関係者に共有する場合において有効である可能性が示された。しかし、コロナウイルス感染拡大の影響で、二次編集機能を中心とした実践が中断したため、系統的なデータ収集ができなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナウイルス感染拡大の影響で、実践が中断したため、系統的なデータ収集ができなかった。

今後の研究の推進方策

令和3年度に中断した研究の代わりとなる実践研究を行う。

報告書

(4件)
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

研究成果

(16件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 特別支援学校中学部在籍のASD児における心理リハビリティションの視点を踏まえた自立活動での体つくり運動の実践2022

    • 著者名/発表者名
      北村拓也;須藤邦彦
    • 雑誌名

      山口大学教育学部研究論叢

      巻: 71 ページ: 205-210

    • NAID

      40022822346

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特別支援学校高等部準ずる課程で学習する視覚障害(弱視)と発達障害を併せ有する生徒の対人スキル形成-卒業後を想定した連絡場面を対象として-2022

    • 著者名/発表者名
      岩本江利子;須藤邦彦
    • 雑誌名

      山口大学教育学部研究論叢

      巻: 71 ページ: 199-204

    • NAID

      40022821925

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 自閉症スペクトラムのある児童へのこだわり行動の予防・減弱と自律スキルの形成 本人の要求自発機会を活かしたスキルの獲得と維持をめざして2020

    • 著者名/発表者名
      山本彩織;須藤邦彦
    • 雑誌名

      山口大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要

      巻: 51 ページ: 127-132

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特別支援教育コーディネーターへの集中トレーニングによるコンサルテーションスキルの獲得と維持2020

    • 著者名/発表者名
      脇貴典・須藤邦彦
    • 雑誌名

      教育心理学研究

      巻: 68(1) 号: 1 ページ: 33-49

    • DOI

      10.5926/jjep.68.33

    • NAID

      130007839407

    • ISSN
      0021-5015, 2186-3075
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 特別支援教育及び応用行動分析学の視点から見た附属幼稚園の保育 : 正の強化、逆模倣(拡充模倣)、分りやすい指示等はどのように行われているか2020

    • 著者名/発表者名
      須藤邦彦・河野功志郎・中山理佳・高松大悟・林一穂・本多なつ・吉水麻莉・山本彩織・植村久美子・厚東佳奈枝・福田香織・髙橋千恵・高田和宜・松岡勝彦
    • 雑誌名

      教育実践総合センター研究紀要

      巻: 49 ページ: 61-65

    • NAID

      120006816986

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ASD成人における業務遂行中に不適切発言をする行動の改善 : 就労継続支援B型事業所職員への行動コンサルテーションの実践を通して2020

    • 著者名/発表者名
      植田隆博・松岡勝彦
    • 雑誌名

      自閉症スペクトラム研究

      巻: 17(2) ページ: 41-49

    • NAID

      130007992720

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 特別支援学校高等部において知的障害のある生徒の自己決定を高める指導に関する教員の省察2020

    • 著者名/発表者名
      太田研
    • 雑誌名

      星美学園短期大学研究論叢

      巻: 52 ページ: 13-27

    • NAID

      40022317227

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 知的障害特別支援学校高等部において作業学習の主体的な学びを支える授業実践―実態把握シートの記述 内容の分析を通して―2020

    • 著者名/発表者名
      太田研
    • 雑誌名

      法政大学教職課程年報

      巻: 18 ページ: 88-93

    • NAID

      40022361716

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 修学支援上の課題に対するわが国のSWPBISの在り方について : 近年の国内外における研究動向を踏まえて (特集 わが国における学校を舞台とする積極的な行動支援(SWPBIS)の現在)2019

    • 著者名/発表者名
      須藤邦彦
    • 雑誌名

      発達障害研究

      巻: 41(3) ページ: 205-210

    • NAID

      40022115114

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特別支援学校中学部生徒に対する一人通学スキルの形成2019

    • 著者名/発表者名
      三上結衣・須藤邦彦
    • 雑誌名

      山口大学教育学部研究論叢

      巻: 68 ページ: 105-111

    • NAID

      120006718527

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 知的能力障害のある成人における日常生活スキルの支援(1)洗濯スキルに焦点を当てて2019

    • 著者名/発表者名
      田中奈々・松岡勝彦
    • 雑誌名

      山口大学教育学部研究論叢

      巻: 68 ページ: 211-214

    • NAID

      120006718538

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 知的能力障害のある成人における日常生活スキルの支援(2)入浴スキルに焦点を当てて2019

    • 著者名/発表者名
      松岡勝彦・田中奈々
    • 雑誌名

      山口大学教育学部研究論叢

      巻: 68 ページ: 215-218

    • NAID

      120006718539

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 即時に編集が可能なビデオ・ツールを用いた発達障害児への 行動コンサルテーション ―特別支援学校小学部における登校直後の片付け行動の形成―2021

    • 著者名/発表者名
      上杉瞳;須藤邦彦
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第59回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 特別支援学校中学部在籍のASD児における心理リハビリテイションの視点を踏まえた自立活動での体つくり運動の実践2019

    • 著者名/発表者名
      北村拓哉・須藤邦彦
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第57回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 重度知的発達症者へのビデオセルフモニタリングの効果に影響する学習セットの検討2019

    • 著者名/発表者名
      太田研
    • 学会等名
      日本行動分析学会第37回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] ニーズを有する児童が多く在籍する通常の学級における行動コンサルテーション実践 特性に合わせた少人数指導と指導者同士の連携に着目して2018

    • 著者名/発表者名
      須藤邦彦・河村訓枝
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第56回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-12-28  

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