研究課題/領域番号 |
18K02793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
是永 かな子 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (90380302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 北欧 / 特別ニーズ教育 / インクルーシブ教育 / 包摂 / 排除 / 通常学校 / 変遷 |
研究成果の概要 |
研究の全体構想は、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの北欧諸国のインクルーシブ教育の展開過程における包摂と排除の構造を検討することであった。具体的には、ノーマライゼーション、インテグレーション、インクルージョンの具体化を先進的に進めてきた北欧諸国がこれまでインクルーシブ教育を推進する過程でいかに排除を逓減し、包摂を逓増させたかに着目しつつ、①インクルーシブ教育の多義性と矛盾・課題、②通常学校におけるインクルーシブ教育実現の方略、③特別学校の子どものインクルーシブ教育の推進、④多様な教育的ニーズに応じる「特別ニーズ教育」の観点から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究では、①北欧の研究者は基本的に北欧の視点で各国の動向を分析する。また②北欧の研究者はそれぞれの国の動向をその国単独で分析することが多い。よって北欧4カ国でも近隣の教育の情報を持ち得ていない場合すらある。しかし本研究では日本の視座から北欧4カ国のインクルーシブ教育を比較しつつ、理論的、実践的に分析した。また日本が直面する課題という視点から北欧の研究者にはない独創的な問題関心・分析結果を導くことができた。
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