研究課題/領域番号 |
18K02799
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
池畑 美恵子 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (00616352)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 知的障害児童・生徒 / 実態把握 / 感覚と運動の高次化チェックリスト / 教材活用 / 系統的学習教授法 |
研究成果の概要 |
知的障害児の多様な発達段階をふまえ、最重度から軽度・境界域までを対象とする実態把握の指標の整備を目的として、淑徳大学発達臨床研究センターが所有する「感覚と運動の高次化チェックリスト2007」の525項目について、過去の幼児および学齢事例の臨床データから再検討し、56項目を修正対象として抽出した。さらに新たなステージを1つ加え4層9ステージからなる「感覚と運動の高次化チェックリスト2022」を開発した。 また、教材教具を活用した系統的な学習指導のステップ化を目指し、主に感覚や運動、知覚的理解と操作の発達および前言語機能にかかわる初期段階の学習指標と数概念指導にけおける学習指標を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心理検査や学校独自の実態把握票を用いて全生徒にアセスメントを行っている 学校は、知的障害校で6割、肢体不自由校で3割程度とされている。アセスメント結果を教師らが活用するにはさらに困難感があり、多様な発達段階・実態を共通した一つの視点で捉える指標が求められている。本研究では発達段階を重視したチェックリストを作成したことで、知的障害児の多様な発達段階と適応状態をおさえる実態把握指標を明らかにすることができた。また、実践的な評価や指導では自発を引き出す教材・教具の活用が柱になるため、それらを用いた系統的な学習指導のステップを示したことで、知的障害児童・生徒の学習保障と指導法について示唆を得られた。
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