研究課題/領域番号 |
18K02800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
渡邉 雅俊 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (40367602)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 仲間との相互作用 / 知的障害 / 見立て / プランニング / 協同学習 / 造形表現 / 社会的認知葛藤 / 見立て描画 / 年長幼児 / 主体的・対応的で深い学び |
研究成果の概要 |
本研究課題は、知的障害児の協同学習における仲間との相互作用の特徴と、それに応じた支援方法の開発が目的であった。仲間との相互作用の研究では、プランニングの弱さが明らかとなった。そこで、仲間との相互作用を支援する方法を検証した研究では、造形表現課題を用いて、仲間との相互作用でプランニングを促す支援を検証した。作品構想の話し合いの際に表現方略の視覚的手がかりを提示し、それを操作しながらプランニングを行うように導いた結果、事後制作における表現方略の向上と構成要素数の増加が認められた。これは、互いの発案に興味・関心を持ち、その共有によって表現可能性を広げる方略を習得できたからだと推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別支援学校の授業改善に求められている主体的・対話的で深い学びの視点から協同学習が注目され、多くの授業に取り入れられている。しかし、知的障害のある児童生徒の認知特性に適した仲間との相互作用における支援方法は明らかではなかった。本研究の成果は、授業において学習課題を与え、ペアやグループで話し合って解決方法や作品制作、意見をまとめたりする場面では、教員が、視認性や操作性のある手がかりを提示しながら、発言を導き出すように働きかけることが肝要であることを示した。今後、多様な学習課題において、本研究で開発した支援方法の有効性を検証することが求められる。
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