研究課題/領域番号 |
18K02811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中島 平 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30312614)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 行為の中の省察 / 一人称研究 / 熟達化 / PF-NOTE / ジャグリング / 質的研究 / ICTシステム |
研究成果の概要 |
初年度は、主に練習中の発話をリアルタイムでテキスト化し、録画映像と結びつけて振り返りに活用するシステムを開発した。このシステムにより、行為の中の省察を促すとともに、練習行為と行為の中の省察自体を振り返ることが可能となった。2年目は、心身動作及び心身の認知内容の記録をクラウド化する開発を行なった。これにより、インターネットに接続可能などのような場所においても、身体動作と認知内容の時系列データが記録可能となった。最終年度は、新型コロナによる制限のため、代替措置として、これまで開発してきた、システムを、オンライン授業に活用し、 半匿名化コミュニケーションによるオンライン授業の活性化の実践を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習者の客観的パフォーマンスと動作、口述された主観的認知活動を時系列的に詳細に記録、参照可能とすることで、具体的な学習の促進、阻害要因が明らかになることに加えて、将来同種の身体動作を伴う学習過程の研究を相互に比較するためのプラットフォームを提供する。本システムは、学習者が単独で自身の学習の促進・阻害要因を見出すために使用することが目的であり、学習支援を目的とはしていない。しかしながら、本システムを使用すること自体が学習者に効果的な振り返りを促し、学習を促進する可能性がある。将来的には例えば複数人でシステムを使用することで、体育などにおける実技の振り返り指導にも応用できる。
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