研究課題/領域番号 |
18K02837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
武市 祥司 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (90291319)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 教育工学 / スピーチ能力 / 自然言語処理 / セマンティック構造 / スピーチ / AI / 可視化 / 潜在意味解析 / 比較対照実験 / 人工知能 / 参照データ |
研究成果の概要 |
近年急激に発展している自然言語処理,特にセマンティック(意味)技術を活用して,大学生に代表される若年層のプレゼンテーション・スピーチのスキル向上のために,より伝わりやすくかつ適切なスピーチ内容の改善を支援する手法を開発することを試みた.具体的には,10分間程度の自己紹介スピーチを対象として,わかりやすいスピーチとそうでないスピーチでは,セマンティック構造を表す表記法である共起ネットワークの時間発展を調べて,特徴に差異があることが示された.さらに,ここで得られた知見とスピーチ内容の意味構造の可視化により,スピーチの改善に役立つ可能性があることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーション能力,特に話す能力の育成については,近年では初等教育から重要視されつつあるが,スピーチの客観的かつ定量的な評価指標や改善のために適切な助言は依然として大きな問題である.本研究では,話者が自身のスピーチに関する重要語の共起ネットワーク等の時間推移を視認するとともに,優良スピーチではスピーチ開始直後(約70秒程度まで)に主題のキーワードが出現することや,中心的キーワードが4語程度までに絞り込まれていることなどの知見が得られた.これらを適切な助言として与えることで,スピーチの改善に役立つ可能性が示され,今後の若年層の公的スピーチのスキル向上に役立てることが期待される.
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