研究課題/領域番号 |
18K02848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 国際高等専門学校 |
研究代表者 |
竹俣 一也 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 環境教育 / 気温観測 / 地域環境 / 環境計測 / 体験学習 / 地球環境 |
研究成果の概要 |
本研究では金沢市内気温観測網から得られる気温データを活用した教育コンテンツについて検討している。特に兼六園に着目し、その地点における豊かな四季変化を形状あるもので示すために気温データから立体模型を製作した。さらに金沢市に隣接する野々市市についても末松廃寺跡公園近くの小学校で得られた気温データから同様な気温模型を製作した。白山連峰において雪が溶け始める春先に見られる雪形の発生から消失までの過程をモニタリングするための教育プログラムでは定点観測カメラシステムによって残雪の状況を常時撮影した。大気観測の教育プログラムの検討に関してはスカイラジオメーターを用いて4月から11月までの大気状況を観測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では毎年製作している兼六園の気温立体模型を石川県立美術館広坂別館で展示している。市民の方々への3日間の研究成果報告会をこの3年間実施してきた。気温変化を伝えるためのユニバーサルな展示法を検討し、触覚を生かした気温立体模型の展示に至っている。参考のためにシンガポールの気温模型を設置し、ほぼ立体の模型と兼六園のまるで険しい山脈のような模型とを比較し、四季のある我が国の環境について深く考える機会を提供している。インターネットの普及で情報過多となり自ら考える機会が減少したと感じる方も多いと思うが、本研究は自然環境を立ち止まって考えることの必要性を伝えている。
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