研究課題
基盤研究(C)
大学生の自主的な学習行動では、高成績者と低成績者の学習行動パターンの違いは予習で顕著に観察される。本研究では、教師が重要であると捉えている電子教科書の部分、具体的には、小テストとして出題されている部分に関して、低成績者と高成績者とで予習・復習における参照がどのように異なるのかについて、学習ログの分析を実施した。また、動画観察と理解についての脳活動計測実験を遂行し、動画の理解度を定量的に計測した発話データと、動画を観察し理解する過程と理解した動画の内容を伝達する過程の脳活動データの分析結果を得た。本研究では、これらの結果に基づき,学習へのフィードバックを検証する枠組みを作成した。
予習復習は、伝統的に学習において重要であると考えられていたが、その詳細な学習行動はこれまでのアンケートなどの調査方法ではとらえきれていなかった。本研究では、学習をした際の記録(学習ログ)を分析することで、それらの行動の詳細を明らかにし、さらに脳活動データを加えた分析結果を生かして、より有効な学習行動を促すための学習へのフィードバックを与える枠組みを築いた。
すべて 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件)
Interactive Learning Environments
巻: - 号: 2 ページ: 1-18
10.1080/10494820.2020.1813178
Technology, Knowledge and Learning
巻: 25 号: 2 ページ: 377-366
10.1007/s10758-020-09436-8
名古屋高等教育研究
巻: 20 ページ: 51-60
120006821469
Research and Practice in Technology Enhanced Learning
巻: 14 号: 1 ページ: 24-24
10.1186/s41039-019-0119-y
International Journal of Human-Computer Interaction
巻: 35 号: 4-5 ページ: 313-322
10.1080/10447318.2018.1543077