研究課題/領域番号 |
18K02866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
谷 浩明 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (50188372)
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研究分担者 |
渡邉 観世子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (80433613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 胸骨圧迫 / 運動学習 / フィードバック / BLS / スキル学習 / 心配蘇生法 |
研究成果の概要 |
心肺蘇生のための胸骨圧迫スキルの練習において学習者に提示される目標値やフィードバックの有効性を運動学習の観点から評価し、より効果の高い練習中の情報付与の方法を探ることを目的とする研究を行った。実験の結果、胸骨圧迫スキルでは、一般の運動学習で知られている同時フィードバックや高頻度フィードバックの不利益は起こらないことがわかった。ただし、練習中に付与される圧迫の深さのフィードバックに関しては、機器の提示方法を改善することで、より正確なスキルを遂行できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胸骨圧迫スキルを構成する要素のうち、深さについては、ばらつきを小さくしながら目標値に近づけていくことがわかった。しかし、練習の経過とともにその深さが過剰になる傾向が見られ、これを練習中の同時フィードバックで適切に付与することがより正確で安全な胸骨圧迫のためには必要なことが示唆された。またテンポの目標提示については音でも光でも実質的な差はなく、かなり正確に再現できることがわかった。このことは、突然、胸骨圧迫を行わなければならない場面に遭遇しても、スマホなどのメトロノームアプリなどを用いることで正確なテンポの胸骨圧迫スキルが行えることを意味している。
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