研究課題/領域番号 |
18K02873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
大石 晴美 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (50387479)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 第二言語習得 / リーディング / 脳科学 / 音読 / 英語リーディング / 英語リーディング指導 / 黙読 / 脳活性状態 / 英語教育 / リーディング指導 / 教育工学 / 視線行動 |
研究成果の概要 |
本研究では、英語リーディング指導における音読の効果を認知的、脳科学的に明らかにすることが目的であった。そのために日本人大学生を対象に、リーディング学習時に音読を継続した後と黙読を継続した後の語彙力、文法力、読解力、読解速度および脳活性状態を調査し、音読と黙読の学習効果を比較する。これまで、多読の効果は長時間かつ多量の英文に触れることが効果的だと結論づけられている。音読が効果を示せば、多読ほど時間をかけずにリーディング力の向上につながるのではないか。本研究結果から音読指導の効果が認知的にも脳科学的にも期待され、新しい教授法の提案ができるであろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、音読の効果を語彙力、文法力、読解力、読解速度および脳活性状態から明らかにすることであった。従来の外国語教授法についての理論的枠組みは、学習者およびその指導者である観察者の主観的な認知的経験則から提唱されたもので、客観性に乏しいと指摘されてきた。また、音読については、脳科学からの研究が既に進みつつある。本研究は、従来の知見に加え、音読学習前後の学習者の脳活性状態を光トポグラフィで観測し黙読学習後と比較し、音読学習の効果を検証した。本結果は、学習者、指導者の認知的、経験的観測に加え、脳科学的データで客観的に観測することができ、音読学習のメカニズムを多面的に議論する点で独創的である。
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