研究課題/領域番号 |
18K02880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
大嶋 康裕 崇城大学, 総合教育センター, 准教授 (00535677)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 数学教育 / 黒板 / AR / QRコード |
研究成果の概要 |
本研究では、プログラミングの知識が無い一般の高校・大学の数学教員が、黒板や配布資料などにARマーカーやQRコードを配置することで、授業中にアニメーションを伴う「浮かび出る黒板の図」の教材を活用できる授業支援体制に関する授業での実践を行なった。LMSでの情報提供を基本として、教員が事前にもしくは授業中に作成したグラフ教材をオンラインで共有するURLを発行する機能を持つサービスを利用し、紙媒体の問題演習においてもQRコードを用いたLMS掲載のレベル別解説教材を参照させ、初年次から2年次にかけて8科目でこのシステムを300名以上の学生に使用し、教育効果を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ICTを活用した教育現場における授業支援体制の構築を目指した。教員が容易にインタラクティブな教材を使用でき、学習者の理解度向上に役立つよう、動的幾何学ソフトウェアやグラフ計算機などを活用し、スライドや授業動画を提供する仕組みを開発した。また、学習者の学力差に対応するため、問題の難易度に応じた得点が設定された「演習紙面版」を導入し、学習者が自身の実力に合った問題を選択できるようにした。本研究の成果は、教員の負担を軽減しつつ、学習者の学習効果を高める授業支援体制の構築に貢献するものである。
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