研究課題/領域番号 |
18K02886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪公立大学工業高等専門学校 |
研究代表者 |
和田 健 大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00469587)
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研究分担者 |
早川 潔 大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (20325575)
谷野 圭亮 大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (70778589)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ラーニングアナリティクス / 答案分析 / データ分析前処理 / 教育工学 / 機械学習 / ソフトウエア開発 / 分析支援 / データ分析 / ビッグデータ |
研究成果の概要 |
本研究は、筆記試験に対する答案分析の「前処理」に焦点を当て、その実務作業を支援するシステムの研究開発に取り組んだ。前処理は、紙媒体の答案から必要情報を抽出し、そこから定量分析が可能な構造化データを生成する処理を指す。前処理の手順と内容について調査と分析を行い、それに基づき、使いやすさ、拡張性、汎用性を備えたWindowsアプリケーションとPythonスクリプトから構成されるシステムを開発した。そして、実際の試験答案を使用した性能評価を行ない、短時間でミスを減らして前処理を可能にすることを実証的に確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、教育ビッグデータとしての筆記試験答案の分析のための「前処理」を自動化・効率化する作業支援システムを提案・開発したものである。学術的には、従来困難とされてきた筆記解答の大量データ処理を効率的に行うことで、学習者の理解度や学習行動の詳細な把握が可能となる。これにより、教育方法の改善や個々の学習支援の具体的な方策を見つけ出す新たな研究フィールドが開かれる可能性がある。社会的には、教育現場における負担軽減や教育の質向上に寄与し、個々の学習者への最適な指導が可能となり、教育格差の解消にも繋がると考えられる。
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