研究課題/領域番号 |
18K02888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
椎名 久美子 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20280539)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 非教科型テスト / 空間テスト / 安定性 / 項目分析 / テスト開発 |
研究成果の概要 |
非教科型テストの一種である空間テストに関して,ある大学において特定の科目を選択履修する集団から複数年度にわたって解答データを収集したところ,同じ実施時期の平均点が長期的に安定しているという特徴が確認された.実施時期の異なる空間テストの平均点には弱い有意差が認められるが,その間に選択した科目の履修による上昇ではなく,それぞれの科目を選択する集団間の空間認識力の違いを反映していると推定される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で,非教科型テストの一種である空間テストに関して,属性が同じ集団における平均点の安定性が確認されたことは,集団の能力を測定するツールとしての有用性を示すものである.また,定点観測的な解答データを用いて,特定の選択科目を履修する集団間の空間認識力の違いを検出できたことは,安定性のある非教科型テストが大学生の科目選択の傾向をとらえるのに有用であるという事例を示すものである.
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