研究課題/領域番号 |
18K02896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小越 康宏 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (80299809)
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研究分担者 |
小越 咲子 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (70581180)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ICT個別教育支援システム / 特別支援教育 / 発達障害児者支援 / 就労支援 / ソーシャルスキルトレーニング / プログラミング教育 / 表情理解と表情表出 / 発話トレーニング / 発達障害者支援 / 状況認知 / 表情認知 / 表情表出 / 表情同調 / 個別支援システム / 社会スキルトレーニング / AR(拡張現実) / 社会スキル / メンター育成 |
研究成果の概要 |
就職採用選考において企業の多くが「コミュニケーション能力」を重要視している。しかし、コミュニケーションが苦手な発達障害者にとって就労は難しく、就労できても長続きしないことが多い。 このような問題に焦点を当て、我々は表情を介したコミュニケーション能力の向上を目的とし、スマートグラス上で動く①対面する人の表情認識支援スシステム、PC上で動く②表情表出訓練システム、③明瞭かつ感情豊かに表現するための発話訓練システムなどといった、各種支援システムの研究開発を行った。 また、IT職は多様な働き方を実現に期待がもたれおり、プログラミング能力の開拓を目的とし、独自教材の開発とIT人材としての育成にも取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害者は学習面や生活面で困難を抱えていることが多く、発達障害の特性を理解し支援を推進することは重要である。発達障害者はコミュニケーションを苦手としており、社会性の能力の低さが就学や就労においてネックとなっている。我々はこれらの問題を解決する一手段として、各種ソーシャルスキルトレーニングシステムを開発し、苦手意識の克服や自己肯定感の向上に期待できる。また、高まるIT業界の需要のなかで発達障害者が得意なことを伸ばし活躍できるように独自のプログラミング学習ツールの開発と育成に取り組んだ。多様な人材を受け入れる社会基盤づくりも必要であるが、発達障害者の社会進出に繋がることが期待できる。
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