研究課題/領域番号 |
18K02899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三宮 真智子 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 名誉教授 (90170828)
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研究分担者 |
西森 年寿 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (90353416)
山口 洋介 大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (60769602)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | メタ認知 / 誤解予防 / 他者の意図 / IPEパラダイム / コミュニケーション / 誤解 / 発話意図 / 発話意図解釈 / 学習プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は誤解予防を目指し,メタ認知に働きかけて他者の発話や行為の意図を柔軟に解釈する力を育てる学習プログラムの開発を主な目的とした。IPEパラダイム(個人思考の後で他者の様々な考えに触れるという方法)を用いた学習プログラムの効果測定を行うために,短期大学生の柔軟な意図解釈力の伸びについてIPE条件とIPEなしの単純反復条件,統制条件を比較し,次の結果を得た。1)IPE条件は統制条件より優れていた。2)意図解釈力の低い参加者ではIPE条件は単純反復条件よりも優れていた。3)IPEの効果は,ある程度試行を重ねた後に出現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって意図解釈力を高める学習(トレーニング)におけるIPEの効果と単純反復の効果を分離することができ,成績の向上が単なる反復ではなくIPEを伴った反復によってもたらされることが示された。この結果は,IPE効果に関する研究知見の蓄積という点において学術的意義が認められる。また,意図解釈の幅がもともと狭かった参加者においてIPEを繰り返すことで意図解釈力の向上が顕著であったことから,教育実践への活用が期待できる点に社会的意義が認められる。
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