研究課題/領域番号 |
18K02913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
吉岡 昌子 愛知大学, 文学部, 教授 (10584097)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ノートテイキング / 講義 / 板書 / 発話 / 時系列測定 / 大学生 / 手書き / 手書き行動 / 授業 / ノートテイク |
研究成果の概要 |
本研究は吉岡・藤(2019)のノート筆記を測る装置と記録方式の共用が可能な教員の板書を測る装置を開発し、講義法の違いがノートテイキングに及ぼす影響を実験的に検討した。成果として、教員が板書する行動と大学生がノートをとる行動に追従関係があることを時系列分析により定量的に明らかにした。また、板書は、教員の発話速度を低下させる効果をもつことや、内容の再参照が容易であることが、教員の説明の仕方にも影響し、ノートのとりやすさを高める可能性をもつことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ノートとりを扱った従来の研究では、教員の講義時の行動と学生のノートテイキングを共通の時間軸で測定、分析し、互いの関係を検討するための装置や方法が十分に開発されてこなかった。本研究はその具体的方法を明らかにし、教員の板書、発話と学生のノートテイキングの時系列データを講義場面で収集し、実験を行った初の研究であり、ノートをとることを主要な学習の方略とする教育分野のエビデンスに基づく実践に寄与するものである。
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