研究課題/領域番号 |
18K02915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
中瀬 浩一 同志社大学, 免許資格課程センター, 教授 (20369309)
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研究分担者 |
佐藤 翔 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (90707168)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ろう学校 / アイトラッキング / 授業省察 / 授業力向上 / 視線配布行動 / 視線配布 / 授業力 |
研究成果の概要 |
アイトラッキング装置を用いてろう学校の若手教員の授業における視線配布行動の測定し、解析結果をもとにした授業省察を行い、視線の配布行動に変容が見られるかを追跡した。 1年目の教員は意図的に視線を配布することができず、視線が定まらない状態や特定の生徒の方を凝視してしまい、他の生徒の様子を見ることができていないことが多く見られたが、取り組みの結果、2年目、3年目となるにしたがい、まんべんなく見たり、特定の子どもを意図を持って見ることができるようになり、授業力の向上につながることが検証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、ろう学校では、新たに赴任した若手教員の専門性の向上が早急の課題となり、短期間での教育力の向上が求められている。聴覚に障がいのある子どもへの教育には視覚的な支援が必須とされ、視覚的な教材の提示や指導時における伝え方が重要とされている。アイトラッキング装置と開発した解析プログラムを用いてろう学校の若手教員の授業での視線配布行動を客観的に捉えることが可能となった。その結果を授業後の省察に用いて授業の振り返りと改善に活かすことで、若手教員の授業力の向上につながった。視線配布行動への意識づけが若手教員の成長に寄与することが可能であることが明らかになった。
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