研究課題/領域番号 |
18K02917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
村上 恭通 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 教授 (50368172)
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研究分担者 |
岡崎 裕之 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (50432167)
布田 裕一 東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (50706223)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報セキュリティ人材育成 / 暗号技術学習支援 / eラーニングシステム / 形式化 / 安全性自動検証 / ProVerif / Moodle / Virtual Programing Lab / 形式的暗号プロトコル安全性検証ツール / CAI教材 / Proverif / Virtual Programming Lab / ICT技術者 |
研究成果の概要 |
本研究では(1)個々の暗号技術とその学習教材の開発、(2)暗号技術の組み合わせによる暗号プロトコルの構成に関する学習教材の開発、(3)上記(1),(2)を統合する教育用ユーザインタフェースおよび教材システム開発と評価、を行った。 (1)については、暗号プロトコルの安全性自動検証ツールProVerifにより、暗号学的ハッシュ関数・ブロックチェーン等の暗号技術の形式化を行った。(2)については、教育効果に配慮して穴埋め問題・デバッグ問題などを効果的に織り交ぜた教材を開発した。(3)については、開発したeラーニングシステムを学内に設置し、外部からインターネット経由で本システムを利用できる環境を整えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、計算機援用による形式的暗号プロトコル安全性検証ツールを利用した暗号技術の基礎知識、利用方法を学習するCAI教材の開発を行った。形式的暗号プロトコル安全性検証ツールの利用により、既存の教材では実現しえない実際の暗号技術の動作や攻撃を、学習者が設定した暗号システム上でシミュレーションしてインタラクティブに学べる、より学習効果の高い教材を実現でき、本研究課題の成果は暗号技術の基礎知識を身に着けた情報セキュリティに強いICT技術者の育成に大きく貢献できると考えられる。
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