研究課題/領域番号 |
18K02918
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
河野 和宏 関西大学, 社会安全学部, 准教授 (60581238)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 情報セキュリティ / 情報モラル / 学習ツール / ARCSモデル / ゴールベースシナリオ理論 / 教育ゲーム / 著作権侵害 / 同調行動 / 規範的影響 / ボードゲーム / セキュリティライフゲーム / 不正のトライアングル理論 / 状況的犯罪予防論 / 教育工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、どのようなセキュリティ対策が必要かを学ぶばかりで、攻撃される・攻撃側になってしまうという現実を実感することができず、ユーザのセキュリティ意識やリテラシーが低いままとなっている現状を打破するため、攻撃者側と防御者側双方の視点から情報セキュリティやモラルを学ぶ学習ツールの開発を目指した。その成果として、1)さまざまな不正行為を行う人の考えや心理状態を分析して効果的な対策を明らかにし、2)分析して得られた知見や教育学の教材作成の理論、ゲームデザインの理論をもとに、攻撃者側、防御者側、もしくは双方の視点から、楽しみながら学ぶことが可能な学習ツールを複数開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、1)悪意をもって不正行為を行う、もしくは出来心により不成行為を行ってしまった利用者の考えや心理状態の分析とその対策、2)攻撃者・防御者側の視点に基づく学習ツールの開発、の2つに大きく分類される。前者の研究は、法律論に基づく議論やブロッキングなどのインターネット接続事業者からの対策、悪質サーバへの対策とは異なる、利用者視点からの研究であり、従来とは全く異なった視点からの研究である点に価値がある。後者の研究も、情報セキュリティやモラルの学習といえば対策する側(防御側)の視点から学習することがほとんどであったのに対し、攻撃側の視点も取り入れて学ぶという点に大きな価値があるといえる。
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