研究課題/領域番号 |
18K02939
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
牧野 治敏 大分大学, 教育マネジメント機構, 教授 (30165683)
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研究分担者 |
藤井 康子 大分大学, 教育学部, 准教授 (10608376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 総合的な学習の時間 / 美術教材 / 化学反応 / 色の学習 / 酸化還元反応 / アートとサイエンス / 地域素材 / 科学教育 / 美術教育 / 地域教材 / 色の教材 |
研究成果の概要 |
中学校の総合的な学習の時間を核として、美術と理科をつなぐ教科横断型のカリキュラムの開発を目指した。九州国立博物館と世界農業遺産を主題とした講演と、自作した顔料によるフレスコ画を作成した。2年目からはCOVID-19の影響により計画変更し、理科の授業での問題提起を美術の授業での創作活動に引き継いだ。光と色や化学変化と陶芸を結びつけ、皿への絵付けを行った。釉薬を具体的に説明するため焼き釜による焼成を実演し、酸化還元反応の説明を追加した。実践を繰り返し、誰でも実践できる授業プランとした。アンケート調査により、異なる教科間での連携においては、実施時間が開いても学習効果が期待できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
異なる教科間の連携によるカリキュラムをマネジメントする際に、各教科での学習時期をできるだけ近づけるように配慮することが一般的であるが、活動内容によっては、ある教科の学習成果を他教科へ継承するタイミングが離れていても効果が上がる、あるいは記憶が整理されることも有効に働くことを示唆した。 カリキュラムマネジメントで教科間の連携に幅を持たせられることは、中学校以上の教科間のカリキュラム連携の困難さを低くする視点を与えるものである。
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