研究課題/領域番号 |
18K02951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター) |
研究代表者 |
野村 祐子 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), 技術研究部, 主任研究官 (80358788)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 火災 / エネルギー概念 / 防災教育 / 小学校理科 / 教材開発 / 深い学び / 災害科学 / 科学リテラシー / 防火教育 / 科学コミュニケーション / 消防研修 / 災害の三角形 / 自己組織化 |
研究成果の概要 |
防火教育の体系化を促すため、また、日常との往還のある深い学びを通してエネルギー概念の理解を深める理科カリキュラム作成を支援するため、小学校理科の教育課程に沿った防火教材の開発を行った。具体的には、初等中等理科における防火教育の枠組みの構築、災害の仕組みを理解するための概念装置の提案、小学校第3学年「光と音の性質」における「収れん火災」の教材開発、第4学年「金属、水、空気と温度」における「水蒸気爆発」の教材開発、第6学年「燃焼の仕組み」における「窒息消火」の教材開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、初等中等理科における防火教育の枠組みを構築し、多様な災害に通底する普遍的なメカニズムを統合的に理解するための概念装置(思考の枠組み)を開発した。これらを活用して小学校理科の教育課程に沿った防火教材を開発することにより、理科の学習内容を、火災現象の基礎的な理解を図る学習に発展させた。本研究の成果を社会実装することにより、小学校理科において火災の「犠牲者にならない」「加害者にならない」ための「生きる力」を育む公教育が実現するとともに、エネルギー概念の理解不足が教育現場に引き起こしている深刻な混乱を解決できると考えられる。
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