研究課題/領域番号 |
18K02956
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小南 陽亮 静岡大学, 教育学部, 教授 (30221980)
|
研究分担者 |
水永 博己 静岡大学, 農学部, 教授 (20291552)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 生物多様性教育 / 探究モデル / 里山二次林 / 人工林 / 自然林 / 理科教育 / 環境教育 / 身近な自然 / 探究活動モデル / 探求活動モデル / 探求活動 / 科学教育 / 中等教育 / 生物多様性 / 森林 / 探究活動 |
研究成果の概要 |
学術的な目的で観測された森林のデータを中等教育の探究に転用できるようにすることを目的に、里山二次林、人工林、自然林の3タイプの森林を対象とした学校教育での活用が見込まれるデータベースを構築して、それらのデータベースを活用した探究活動で設定できる課題を明らかにした。さらに、フィールドワークを行わずに利用可能なデータと情報のみで学習する探究によって森林の生物多様性や環境への理解を深めることができるモデルを多様に開発し、そのモデルを実践することで効果の検証を行った結果、開発したモデルによるドライラボの探究でも生態系への理解を深め、環境保全の意識を高めることができることを示すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
定量的なデータを生徒自らが解析して結果を解釈するモデルは、日本の自然環境を対象に能動的な学習を実施できる好適な教材となる。また、開発するモデルの普及によって、大学等の研究機関で観測された森林のデータが学校教育で利用しやすい形で提供されることが促進され、学校の教員が地域の森林のデータを選んで利用できるようになることが期待される。このことは、高大接続の推進にも結びつく。さらに、学術的な森林研究においても現実には難しい操作実験や長期的な変動をシミュレーションすることは一般的に行われており、学校教育においても同様な手法で探究することは現代科学における主要な研究手法のひとつを体験することにもなる。
|