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ハイリスクな試薬を安全に扱う実験教材の開発-シリカゲル担持硫酸を用いる化学実験-

研究課題

研究課題/領域番号 18K02962
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

井上 正之  東京理科大学, 理学部第一部化学科, 教授 (00453845)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード硫酸シリカゲル / 安全な実験試薬 / ハロゲン化水素の発生 / ハロゲン単体の発生 / スルホン化 / ニトロ化 / エステル化 / 加水分解 / 反応試薬 / ヨウ素の発生 / ベンゼンの臭素化 / ポリスチレンのスルホン化 / ベンゼンのニトロ化 / エステルの合成 / マイクロスケール実験 / 硫酸エステル化 / ハイリスク試薬 / 化学実験
研究成果の概要

本研究ではシリカゲルに担持した硫酸(硫酸シリカゲル)を反応試薬または酸触媒として利用する化学実験教材の開発を行った。反応試薬としての利用では,塩化水素の発生,臭素あるいはヨウ素の発生,銅との反応,ベンゼンのスルホン化などを検討した。またドデシルベンゼンのスルホン化,高級アルコールのモノ硫酸エステル化,ポリスチレンのスルホン化などを継続的に検討している。酸触媒としての利用では,セルロースなどの多糖の加水分解によるセルロース系繊維の識別実験,酢酸からエステルの合成などを検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

濃硫酸は高等学校における化学実験で頻繁に用いられる試薬である。しかし濃硫酸は密度が大きい液体であるため取り扱いが難しく,実験における事故の原因となるハイリスクな試薬である。本研究では,濃硫酸をクロマトグラフィー用シリカゲルに吸収させることで粉末化し,取り扱いが容易な実験用試薬とすることを目的とした。これによって従来は回避されがちであった無機化学分野あるいは有機化学分野の実験を,安全に行うことができるようになる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 硫酸シリカゲルを用いるベンゼンのスルホン化2019

    • 著者名/発表者名
      栗城鮎美,井上正之
    • 雑誌名

      化学と教育

      巻: 67 ページ: 500-503

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 安全なセルロースの加水分解実験 -シリカゲルに含浸させた硫酸の利用-2019

    • 著者名/発表者名
      吉川翔吾,井上正之
    • 雑誌名

      化学と教育

      巻: 67 ページ: 564-567

    • NAID

      40022077938

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 硫酸鉄(III)水和物を用いたヨウ素の発生実験の開発2021

    • 著者名/発表者名
      四元一輝,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第101春季年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いた陽イオン交換樹脂の合成2021

    • 著者名/発表者名
      西嶋文英,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第101春季年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 硫酸鉄(III)水和物を用いたヨウ素の発生実験の開発2020

    • 著者名/発表者名
      四元一輝,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第100春季年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いたバッチ型エステル化反応2020

    • 著者名/発表者名
      小笠原千尋,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第100春季年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いたカラム内エステル化反応2020

    • 著者名/発表者名
      森遼介,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第100春季年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いたベンゼンからアゾ染料を合成するマイクロスケール実験2020

    • 著者名/発表者名
      中山聖斗,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第100春季年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いた合成洗剤の製造実験2019

    • 著者名/発表者名
      栗城鮎美,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第99春季年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いた無機化学実験の開発2019

    • 著者名/発表者名
      笠井優花,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第99春季年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 硫酸シリカゲルを用いてベンゼンからアゾ染料を合成するマイクロスケール実験2019

    • 著者名/発表者名
      中山聖斗,井上正之
    • 学会等名
      日本化学会第99春季年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [備考] 井上研究室ホームページ

    • URL

      https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/inolab/

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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