研究課題/領域番号 |
18K02974
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
研究代表者 |
山下 龍生 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 助教 (20750772)
|
研究分担者 |
菊池 拓男 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 教授 (20744775)
遠藤 雅樹 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (00648967)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 職業能力開発 / 技能科学 / 科学教育 / 熟練技能 / 最適化問題 / OR / ポートフォリオ / 技能化学 |
研究成果の概要 |
本研究は技能訓練の訓練指導員が取得し得る様々なデータを検証し、熟練技能を継承する上で必要なパラメータを特定して訓練モデルを作成するものである。これまでの訓練成果の評価は訓練指導員の主観によるところが大きく、標準モデルの作成は急務の課題となっていた。しかし、教育や訓練の成果は暗黙知の伝承であり、その成果が見えにくく技能訓練において有用な数理モデルの構築が困難であった。 そこで、我々は熟練技能者の競技大会である技能五輪全国大会の結果を熟練技能の習得度、教育訓練の成果として捉え、訓練で得られる様々なデータを分析することで、教育訓練と訓練成果の関係を数理モデル化して効率的な訓練計画を策定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国のものづくり産業において、高度熟練技能は経営基盤を支える自社の強みとして認識され、それをいかに継承していくかは最重要な喫緊の課題の一つであるが、その教育訓練の標準モデルは存在せず、各指導員が個々のノウハウや経験を頼りに行っているのが現状である。これを解決するため、我々は訓練過程で指導員が取得し得る様々なデータを検証し、訓練モデルを構築した。 これにより、高度な熟練技能の訓練過程において、指導員は「どのくらい、どの程度」行えば、「どこまで」習得できるか、が予測できるようになり、長期間の訓練が必要とされる熟練技能の継承を様々なデータに基づき効率的に実施できるなど、その波及効果は非常に大きい。
|