研究課題/領域番号 |
18K02978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
北 実 鳥取大学, 研究推進機構, 助教 (60359875)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 放射線教育 / 放射線管理 / 教育訓練 / 安全衛生 |
研究成果の概要 |
所持、使用場所、取扱い方法に法的な制約を受けず、安全が確立された天然の放射線源を用いた放射線教材を作成し、実際の環境モニタリングを模した放射線測定を行う放射線教育プログラムを作成した。研究期間中に小学生から大学生、社会人までを対象に、合計83件の講習会を実際に開催した。また研究期間中、世界的な感染症の流行に伴い、対面での教育が困難な時期があったため、オンラインによる教育方法も検討し、31件のオンライン講習会も行った。 加えてその延長で放射線業務に従事する大学生を対象とした教育訓練も実施した。期間中、この教育を受けた放射線業務従事者に不測の被ばくは生じなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線取扱主任者やエックス線作業主任者、社会で放射線作業に従事する者には共通して放射線防護の知識が必要となる。また放射線防護を達成するためには放射線測定に関する知識が必要となる。放射線測定は、日常で経験する身長、体重などの測定と比べ、測定値が変動しやすく、ともすれば経験がない者には正しく理解が困難な場合がある。 本研究で確立した放射線教育では、放射線に関する素養を身につけるとともに、放射線測定を通して確率的事象を体験することで、将来的に放射線防護を学ぶ際の一助となることが期待される。
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