研究課題/領域番号 |
18K02999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
鈴木 護 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (10356214)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 振り込め詐欺 / 被害過程 / 面接調査 / 被害予防 / 特殊詐欺 / 欺瞞 / 被害者 / 犯罪被害 / 詐欺 / 質的データ / 犯罪予防 / 犯罪心理 / 被害者特性 / 犯罪被害過程 |
研究成果の概要 |
振り込め詐欺被害者自身が、どのように被害過程を捉えているかを明らかにするために、インタビュー調査を行った。結果として、被害者自身とは属性・社会的背景が異なる知人の介入が、被害の拡大防止に効果的であることが示唆された。調査期間中に新型コロナウィルス感染症が蔓延したことにより、十分な調査対象者からの回答が得られなかったため、被害の水際防止に関する表彰を取り扱った新聞記事の分析を引き続き行うこととした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公表されることの少ない被害者自身の語りに着目することにより、実際の被害過程や有効な被害予防策をを詳細に検討しようとした点は、学術的にも社会的にも意義のあるものといえる。振り込め詐欺に代表される特殊詐欺被害は、約20年に渡って全国的に事件が認知されており、累計被害額は6000億円を超えている。被害者や家族の人生設計を大きく変貌させる詐欺被害を未然防止のためにも、本研究の知見が活用されることを期待するものである。
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