研究課題
基盤研究(C)
本年度は、25年前に実施した,別の研究の学生を対象としたデータと、一部同一尺度での測定があったため、コホートの比較を試み、新たなデータ収集を行ったが、十分なサンプル数に至っていないことから、新学年に入って今なおデータ収集中である。先行研究は、本研究と同様大学生の日米比較となっており、直接的・間接的コミュニケーション方略の一部測定が共通である。25年間の経過によって、両文化の対人コミュニケーションスタイルの違いについて、また日米のギャップの大きさの違いについて検討することを目的とした。しかし、最新の倫理基準に従って参加者募集を行っても、思うようにサンプルを集めることができず、助成期間終了後も継続的に集めて行く予定である。一方、すでに得られた成果については、2つの国際学会において研究発表を行った。まず、2023年度Asian Association for Social Psychology大会においては、"Japan-US Interpersonal Communication Behaviors about Cultural Looseness/Tightness and Self-construal"と題した発表を、2024年度Society for Personality and Social Psychology (SPSP)においては、"Explaining American directness and Japanese indirectness: Focusing on relational and situational factors"と題した発表を行った。今後の研究の継続と発展について、アメリカおよび中国の研究協力者とも協議し、新たな科研に申請することと、それに必要な協力を得ることの承諾を得た。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 7件)
Intercultural Communication Studies
巻: 28 ページ: 109-131