研究課題/領域番号 |
18K03011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
真島 理恵 北海道医療大学, 心理科学部, 講師 (30509162)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 信頼 / 協力 / 機会コスト / 進化 / 信頼回復 / 社会差 |
研究成果の概要 |
関係形成・維持場面における行動方略と機会コストの関係について検討を行った結果,低機会コスト環境に身を置く人々に比べ,高機会コスト環境に身を置く人々の方が,関係形成のみならず関係維持にも資源を投資する傾向があることが明らかとなり,低機会コスト環境に身を置く人々が獲得している行動方略が,見極め能力などの対人スキルとは別の形で獲得されている可能性が示唆された。また他者からの信頼を失った状況下で信頼を回復し関係形成・維持を行うための行動方略として,協力行動をとること,能力や勤勉さを示すことが有効であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対人関係の関係形成・維持場面における行動方略と,機会コスト(現在身を置いている関係の外部に,どの程度より良い関係が存在するか)の関係について検討を行った。その結果,機会コストの小さい(既存の関係に留まり続けることのコストが小さい)環境に身を置く人々に比べ,機会コストの大きい(既存の関係に留まり続けることのコストが大きい)環境に身を置く人々の方が,関係形成のみならず関係維持にも資源を投資する傾向があることが明らかとなり,機会コストの小さい環境に身を置く人々が獲得している行動方略が,見極め能力などの対人スキルとは別の形で獲得されている可能性が示唆された。
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