研究課題/領域番号 |
18K03014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
吉川 肇子 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (70214830)
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研究分担者 |
中村 美枝子 流通経済大学, 社会学部, 教授 (30207922)
杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70311719)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シミュレーション&ゲーミング / プランニング / コミュニケーション / 計画錯誤 |
研究実績の概要 |
本研究は、3年計画として、次の2つの課題を達成することを目標にした:(1)社会心理学の知見と研究手法を用いて、プランニング(計画立案)能力を高める。ゲームの開発とその評価を行う。(2)立案したプランを現実場面で実行するために必要となるコミュニケーション能力、特に「課題をやらないことを説明して、断る能力」を高めるためのゲームの開発と評価を行う。 現状で達成できていない課題は以下の2つである:(1)現実場面への応用:プランニング能力は工学やビジネス場面だけではなく、他の場面に応用できることを開発したゲームを使って示す。具体的には、災害発生後の物資配給や人員配置のプランニングを、ゲームを体験後に考えさせることの検討。(2)「やらないこと」を伝えるコミュニケーション方略の検討:プランニングの結果として「やらない」と決めたときに、それをどう他者に伝えて納得してもらうか、「断り方」を体験するゲームの開発とその効果の分析。 しかしながら、COVID-19の蔓延により、対面でのゲーム実施が不可能になり、検討に遅れが生じた。2022年度から、全面的にオンラインでの実施で代替実施を試行したところである。一部については、成果を得ているが、すべての課題を達成するには至っていない。 他方、2022年度までの実績について、予定していた国際学会に参加できなかったために発表はできなかったが、出版した英文の書籍にこれまでの成果を掲載することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の流行により、調査対象者を使った対面の実験が実施できず、開発したゲームの評価に至っていない。オンラインによる実験は実施しているが、十分なデータが収集できていない。
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今後の研究の推進方策 |
対面での実施を行って開発したゲームの評価を行う。また、成果については、国際シミュレーション&ゲーミング学会、日本シミュレーション&ゲーミング学会で、順次発表していく予定である。 さらに、出版は来年度になるが、これまでの成果を含めた英文の書籍の出版を予定しているところである。
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