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対人ストレス状況下の自己制御:日常生活におけるプロセス検証とマインドセット介入

研究課題

研究課題/領域番号 18K03016
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10010:社会心理学関連
研究機関東洋大学

研究代表者

尾崎 由佳  東洋大学, 社会学部, 教授 (50459434)

研究分担者 雨宮 有里  東洋大学, 現代社会総合研究所, 客員研究員 (00625501)
高 史明  神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (90594276)
竹橋 洋毅  奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (70583871)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード自己制御 / 自己統制 / マインドセット / 社会的認知 / 社会的認知・感情 / 態度・信念 / 社会的相互作用・対人関係
研究成果の概要

本研究は、日常的なストレッサーの経験が自己制御過程にもたらす影響と、ストレスに関するマインドセット(認知の枠組み)による調整効果を検討した。まず、マインドセットを測定する尺度開発を行った。続いて、経験サンプリング調査によって、「ストレスは溜まる性質を持つ」というストレス蓄積マインドセットを強く持つ人において、ストレッサー知覚を反復するほどネガティブ感情が強まるパターンを明らかにした。さらに、実験的な操作により「ストレスは過ぎ去る性質を持つ」というストレス解消マインドセットを強める介入実験を行ったところ、マインドセットの変化は確認できたものの、ネガティブ感情を軽減する効果は示されなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会生活を送る中で、人は度々ストレスを経験する。ただし、ストレスに対する反応は人それぞれであり、その違いを生んでいる要因のひとつがマインドセット(ものごとに対する認識の枠組み)であることが指摘されている。本研究は、「ストレスは溜まる」という認識を持つ人はストレス経験が繰り返されるほどにネガティブな感情を抱きやすいこと、一方で「ストレスは過ぎ去る」と認識している人にはそのようなパターンが見られないことを明らかにした。ストレスについての認識のしかたと、日常的なストレス状況における反応のあいだに関連があることを見出した点が、本研究の有意義な成果である。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] exkumaによる経験サンプリング法 -LINEアプリを通じたシグナリングとその効果検証2021

    • 著者名/発表者名
      尾崎由佳
    • 学会等名
      日本心理学会第85回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 対人ストレス・マインドセットと日常的な対人葛藤:葛藤経験後のネガティブ気分に対する調整効果2019

    • 著者名/発表者名
      尾崎 由佳, 大久保 慧悟, 雨宮 有里, 高 史明, 竹橋 洋毅
    • 学会等名
      日本社会心理学会第60回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 対人ストレス・マインドセット尺度作成および妥当性の検討2019

    • 著者名/発表者名
      尾崎 由佳, 大久保 慧悟, 高 史明, 雨宮 有里, 竹橋 洋毅
    • 学会等名
      日本心理学会第83回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] ストレス蓄積マインドセット尺度の開発および妥当性の検討2019

    • 著者名/発表者名
      大久保 慧悟, 高 史明, 雨宮 有里, 竹橋 洋毅, 尾崎 由佳
    • 学会等名
      日本心理学会第83回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Stress Mindset Attenuates the Stress Response in Interpersonal Conflicts: Evaluating Within-Person and Between-Person Effects2019

    • 著者名/発表者名
      Yuka Ozaki, Yuri Amemiya, & Fumiaki Taka
    • 学会等名
      International Congress of Psychological Science
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 自制心の足りないあなたへ2020

    • 著者名/発表者名
      尾崎由佳
    • 総ページ数
      384
    • 出版者
      ちとせプレス
    • ISBN
      9784908736193
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 現代人のこころのゆくえ6ーヒューマン・インタラクションの諸相 (担当:分担執筆, 範囲:ストレスに負けない心をつくる: マインドセット及び再評価の観点から)2019

    • 著者名/発表者名
      尾崎 由佳, 大久保 慧悟, 高 史明, 雨宮 有里
    • 総ページ数
      219
    • 出版者
      21世紀ヒューマンインタラクションリサーチセンター
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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