研究課題/領域番号 |
18K03024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2021) 就実大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
岩佐 和典 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 准教授 (00610031)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 嫌悪 / 行動免疫 / 質感 / 感性的質感 / 視覚的濡れ感 / 認知バイアス / 心理物理 / 精神的健康 |
研究成果の概要 |
視覚的な湿り気知覚の心理物理的基盤と嫌悪反応との関係を,行動免疫理論の観点から検討する実験を行った。実験の基本的な手続きは,水分量を段階的に操作した有機物の画像を視覚呈示し,濡れ感の強さや種々の嫌悪反応の評定を求めるというものだった。実験の結果,濡れ感の評定は刺激の水分量と線形の関係あり,ヒトは視覚によって対象の水分量をある程度正確に相対評価できることが示された。さらに,そうした視覚的な推定は画像上の高輝度領域数や空間周波数成分といった画像統計量によって予測可能だった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では,視覚的な湿り気知覚という日常的な知覚経験を分析し,その心理物理学的基盤を明らかにした点で,基礎研究としての価値を有している。また,嫌悪反応を検討に加えたことにより,感情心理学的な文脈からも新奇な知見を得ることができた。水分を含む有機物ではしばしば雑菌が繁殖するため,腐敗等の状態によっては,接触を通じた感染症リスクが存在する。本研究の知見は,視覚による湿り気知覚のメカニズムの一端を示したものであり,いかにしてヒトが接触せずに感染リスクを回避しているかを理解するてがかりとなった。
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