研究課題/領域番号 |
18K03031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中島 伸子 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40293188)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 認知発達 / 素朴生物学 / 痛みの理解 / 痛みの表現 / 科学と魔術 / 病気理解 / 魔術的思考 / 科学的思考 / 心身の相互性理解 / 治療についての理解 / ナラティブ・アプローチ / 小児医療 / 心身相関についての理解 |
研究成果の概要 |
痛みに対する医学的コントロールの効果について,その判断には幼児から大人まで発達差がそれほど見られないが,非科学的コントロールの効果についての判断は小中学生と比較して幼児や大人がより高く見積もるU字型の発達傾向が,心理的コントロールについては幼児や小中学生より大人が高く見積もる傾向が示された。痛みの諸表現の発達については,非言語的表現は1歳から主要な痛み表現であり続けるが,痛いとの言語表現は1歳前半から出現し, 2歳後半以降,主要な痛み表現の1つとなることが示された。痛む部位に関する言語表現は1歳前半では皆無だが,2歳後半まで増加し続け,その後は変化が少ないことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,これまで十分に明らかにされていなかった幼児期から大人までの痛みの因果理解の生涯発達過程,痛みに関する表現の発達過程の解明につながる知見を示したことに加え,近年,注目されている科学的理解と非科学的理解の関係性(e.g., 外山,2015)を解明するうえでも重要な知見を示した点にある。本研究の社会的意義は,これらの知見が小児医療や学校保健現場での子どもの痛みに関する表現や理解の支援のあり方を考える上での基盤になる点である。
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