研究課題/領域番号 |
18K03043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
丸野 俊一 九州大学, 人間環境学研究院, 特任研究者 (30101009)
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研究分担者 |
野村 亮太 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (70546415)
小田部 貴子 九州産業大学, 基礎教育センター, 講師 (80567389)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 越境的マインドセット / 創造的コラボレーション / 差異・意味・価値敏感性 / 前進的志向性 / メタ認知的信念 / 越境的説明力 / 異質・多様性の尊重 / 批判的・省察的思考 / 創造的対話 / 差異敏感性 / 価値観・モノの見方・考え方の多様化 / 異分野・異文化理解 / 異分野・異文化交流 / 社会文化的営みの変容 / 価値敏感性 / 既成枠組みからの脱却 / 既成枠組みへの拘り / 熟達化プロセス / 学習環境デザイン |
研究成果の概要 |
本研究では、境界を乗り越え新たな知や価値観を創出し新しい世界を切り開いていく越境的学びの過程で重要な役割を果たす心理的概念として、越境的マインドセットという概念を新たに提唱し、その特性や機能を初めて明らかにした。 その特性や機能を踏まえ、教育機関に所属する職員にインタビュー調査を行い、越境的学びや実践を促す越境的マインドセットは多様な体験を繰り返す中で次第に形成されていく螺旋形プロセスモデルを構築した。だが、そのモデルを精緻化し、客観性の高い実効性のある具体的な学習環境デザインを提案するには、生態学的妥当性の高い縦断的な教育実践研究が不可欠である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モノの見方・考え方・価値観の異なる異分野・異文化の人々と創造的対話を通じて新たな知や価値観を創出し、新たな世界を切り開いていく越境的学びの過程で重要な役割を果たす心理的構成概念として「越境的マインドセット(境界を乗り越えていこうとする前進的心構えと定義)を提唱し、その特性・機能を初めて明らかにした。 次に、その機能や特性を踏まえ、教育機関に所属する職員を対象にインタビュー調査を実施し、越境的マインドセットは越境的学びや実践を促す多種多様な経験を繰り返す中で次第に形成されていくという螺旋形プロセスモデルを新たに構築した。これら二つの新たな成果の学術的・社会的意義は極めて大きい。
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