研究課題/領域番号 |
18K03044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
小柳 志津 東京都立大学, 国際センター, 准教授 (20376990)
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研究分担者 |
直井 岳人 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (10341075)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | シニア留学 / 異文化接触 / 認知変容 / 異文化コミュニケーション / 観光学 / 文化接触 / シニア / 留学 |
研究成果の概要 |
本研究は「シニア期の留学での異文化接触における認知側面への影響やその要因を究明し、生涯教育としてのシニア留学を提案する」ことを目的に、マルタとイギリスで日本人シニア留学生20名の面接調査と英語学校や留学エージェント等関係者の聞取り調査を実施した。 現地英語学校が「居場所」としてのコミュニティーとして機能し、「様々な国の人達と交流し日本とは異なる見方考え方に触れる」ことでシニア留学生は新たな人生観や生きがいを得ており、青年・成人期を越えたシニア期においても、異文化接触が認知変容をもたらすことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2017年に「人生100年時代構想会議」が開かれ、今後50代後半から70代が新たな活動期となることが予想される。一方で、定年後の課題はやることを見つけられず孤独なこと、とも言われている。 これまで筆者は青年・成人期の海外留学の研究を通して、異文化接触がものの見方考え方に影響を及ぼす過程や要因について考えてきたが、本研究ではシニア期の留学において認知変容で新しい人生観や世界観へ視野が拡がることを見出した。異文化コミュニケーションを目的としたシニア留学を促進し、シニア期の可能性を拡げることができる。
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