研究課題/領域番号 |
18K03049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
吉田 琢哉 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (70582790)
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研究分担者 |
吉澤 寛之 岐阜大学, 教育学研究科, 准教授 (70449453)
浅野 良輔 久留米大学, 文学部, 准教授 (50711909)
吉田 俊和 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (70131216)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 教育心理学 / 社会心理学 / 地域連携 / チームワーク / 社会化 / 子ども / 保護者 / 教師 / 地域住民 / 学校運営チームワーク / コミュニティ・スクール / 持続的発展 / 地域資源 |
研究成果の概要 |
本研究では、教師-保護者-地域住民の間でのチームワークが、保護者の態度や子どもの社会化に及ぼす影響を検討した。そして成果として以下のような知見が得られた。(1)学校が地域連携の形態をとり、保護者が教師や地域住民との間にチームワークを形成することで、子どもに対する受容的な養育態度や地域に対する肯定的な態度の形成が促進される。 (2)同僚の教員や管理職、保護者、地域住民らとの間にチームワークを形成している学級担任教員のもとでは、児童生徒は教員が社会性や規範意識の醸成を重視した学級経営をしているととらえる。こうした学級の目標を内面化することで、学習に意欲的に取り組み、学級への適応感を感じている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域連携チームワークを測定する方法を開発し、チームワークの発揮が子どもの社会化の促進につながることの実証的な示唆を得たという本研究の成果は、以下のような学術的および社会的意義を有する。(1)チームワーク理論が学校教育のフィールドに適用可能であることを示した点、および学校での地域連携に関する理論的基盤を提供した点での学術的意義。(2)今日の教育政策で重視される地域連携を測定可能なものとし、地域連携により形成されるチームワークが、保護者の養育や地域に対する態度を形成し、子どもの社会化を促すことを実証的に示したことで、学校や地域が抱える問題の解消に寄与する実証的な知見を提供したとの社会的意義。
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