研究課題/領域番号 |
18K03056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
西田 裕紀子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (60393170)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 人生における目的 / 中高年者 / エイジング / 学際的研究 / 学際的縦断研究 / well-being |
研究成果の概要 |
本研究は地域住民を対象とする縦断調査より、「人生における目的(Purpose in life)」の加齢変化及び、心身の健康に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。主な研究成果として、(1)「人生における目的」は、横断的には40歳以降上昇してその後低下し、縦断的には加齢に伴い負の傾きが大きくなること、その切片及び傾きには、全年代を通じて大きな個人差があることが示された。(2)「人生における目的」は、心身の健康や健康行動の変数と有意な関連を示した。(3)「人生における目的」の高さは、その後の生存に影響した。以上より、「人生における目的」が心身の健康や長寿と関連する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2023年の日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳となり、延伸した寿命をいかに過ごすかを考えることは、個人や社会にとって重要な課題である。最近では、介護予防事業として「生きがいと健康づくり」の講座が多く開催されているが、生きる目標や生きがいが心身の健康に及ぼす効果に関する学術的な研究は少ない。本研究は「人生における目的」という心理学的な構成概念を用いて、それらを検証する点で有意義である。
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