研究課題/領域番号 |
18K03060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
田島 充士 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (30515630)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 対話 / 会話 / リーダーシップ / 異文化跳躍力 / バフチン / ヴィゴツキー / 小学校 / 分かったつもり / 異文化 / 小学校教育 / 学校教育 / 省察 / 異文化理解 / 多文化社会 / 異文化間コミュニケーション / 共創的越境 |
研究成果の概要 |
多様な文化的背景を持つ人びとが協働する機会が急増する「多文化社会」化が進む我が国においては,異質な活動文脈や評価の視点を乗り越えて関係を結ぶことができる対話の機会が急増している。本研究では,異質な文化的背景を持つ他者の批判的な意見を丁寧に聴き取り,彼らとの対話に参加すると同時に,自分自身の視点を交えて多様な視点を持つ者とのチーム作りを促進出来るリーダーシップである「異文化跳躍力」の養成について検討したものである。文献研究を通じ異文化跳躍力の定義づけを行い,本能力の養成プログラムを,小学校教諭らとの実践研究を通じて開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロシアの思想家であるバフチンの対話理論および,教育心理学者であるヴィゴツキーの発達理論に関する文献研究を通じ,異文化跳躍力の内実及び養成方法の概要を位置づけた。また大阪市内の小学校教諭らで構成される「新授業デザイン研究会」との共同研究を通じ,異文化跳躍力を養成するための教育プログラムを開発し,「TAKT授業」と命名した。TAKT授業は主に大阪市内の小学校7校において実際に実施され,異文化跳躍力を養成する方法として効果があることが明らかになった。
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