研究課題/領域番号 |
18K03073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 東京福祉大学 |
研究代表者 |
石 暁玲 東京福祉大学, 保育児童学部, 准教授 (30529483)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子どものネガティブ感情表出 / 乳幼児 / 虐待予防 / 子育て支援 / ペアレントトレーニング・プログラム / 親子相互作用 / 安全・安心感 / 対処法 / ペアレント・プログラム / 介入研究 / 養育力 / 児童虐待予防 / こどものネガティブな感情表出 / 親支援プログラム / 子どものネガティブな感情表出 / ネガティブな感情表出 / 親の養育力 / 親の受容力 / 虐待防止プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は、子ども虐待予防のカギが「子どものネガティブな感情表出を受け止める親の養育力」だと捉え、養育力に寄与する要因を体系的な研究から明らかにし、親支援プログラムを開発することが目的である。 量的・質的研究から見出された養育力の関連要因とそのメカニズムの妥当性について、子育て中の親や子育て支援者のインタビュー調査から検討した。調査結果を基にSHC(Social Health Cycle)ペアレントトレーニング・プログラムを開発した。5名の乳幼児を持つ母親を対象に、6回のオンライン講座プログラムを実施した結果、いずれの親からもイライラの減少、子どもとの関わり方・子どもの行動の良い変化が報告された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで日本の家族や文化的認知特性に着目して子どもの虐待予防に取り組んできた成果を基に、新たにSHC(Social Health Cycle)ペアレントトレーニング・プログラムを開発した。このプログラムは、親子間の感情の葛藤に焦点を当て、親が子どものネガティブな感情表出(負の側面)に対処する場合の、感情処理過程をモニターすることを重視した。育児不安ではなく、具体的な親子相互作用を「見える」化したことが、従来型の介入支援と異なる。 本研究は関係性を脅かす葛藤場面でのダイナミズムを変容させる具体的な対処法であり、保育・教育,福祉,保健の各領域での応用が期待でき、その社会的意義は大きい。
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