研究課題/領域番号 |
18K03086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐竹 宣明 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (20723208)
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研究分担者 |
内田 知宏 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (30626875)
齋藤 秀光 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (40215554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん患者家族教室 / がん患者家族の悲嘆 / レジリエンス / 家族教室 / 複雑性悲嘆 / 精神的健康度 |
研究成果の概要 |
2019年10月から実際の外来家族教室を施行した。家族教室参加に同意された方々は、全員が東北大学病院緩和ケア病棟への入棟目的に紹介された患者の配偶者や子供であった。患者家族の有する悩みや辛さを聞き取りながら、家族が現在感じている不安や気持ちの辛さについて傾聴しつつ、解決につながるアドバイスを行った。医師や臨床心理士が専門性を生かし、資料として用意した看取りのパンフレットを用いながら家族の個別の質問に答えることを通して不安の軽減に努めた。家族教室終了時には個々の家族からは気になっていたことが質問できよかった、不安な気持ちが軽くなった等の評価をいただいた。質問紙をお渡しし郵送にて回収をした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者家族との対面とその後の調査紙票の解析を主体としたものであり、新型コロナパンデミックの数年間にわたる流行と時期的に重なることで解析可能な予定数に達する前に研究の停滞を余儀なくされたことは極めて残念な結果であった。しかしながら、パンデミック中に一般的となったWEBを利用した遠隔診療は緩和医療の患者診療のみならず家族ケアの部分においても有用と思われ、新たな研究を通して社会貢献を成し遂げていきたい。
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