研究課題/領域番号 |
18K03094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 眞一 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40196241)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高齢者 / コミュニケーション / 認知症 / 孤立・孤独 / 知恵・英知・孤高 / 生涯発達 / 死生学 / がん患者 / コミニュケーション / サポート / 心理アセスメント / 知恵・叡智・孤高 / コミュニケーション機能 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、孤立と孤独によるコミュニケーションの途絶と対処、加齢に伴う認知機能の変化と認知症によるコミュニケーション、および中年期以降に遭遇するライフイベントに関わる総合的な研究計画をある程度は進めることができた。しかし、研究開始後3年目以降はCOVID-19が続いて高齢者からの新たなデータ収集が困難になったため、従来の研究の集大成を主な目的としつつ、可能な範囲で新規の研究も行った。その結果、「心理老年学と臨床死生学」と題する専門書籍を執筆・編集することができた。新規研究としては高齢者施設での看取り、記憶愁訴に関わる尺度開発、自動車運転と大脳白質病変の関連性などを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢期には数多くの困難なライフイベントに遭遇する。そのうち、本研究課題では、高齢期における孤立と孤独、加齢に伴う認知機能の変化と認知症、および看取りを取り上げ、それらに対する課題解決に人と人との関係性、すなわちコミュニケーションが重要な役割を果たすと考えた。高齢期においてこうした問題に遭遇した際の苦悩を乗り越えるために、他者との関りを通じて思索を繰り返すことが、人に知恵と英知を授け、孤高という高みに導き、生涯発達を促すことを示唆できたことが、本研究成果の学術的意義と考えられる。
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