研究課題/領域番号 |
18K03096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
今田 雄三 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (80263474)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | コラージュ療法 / マガジン・フォト・コラージュ(MPC) / 面接能力向上のためのトレーニング / マガジン・フォト・コラージュ(MPC) |
研究成果の概要 |
①コラージュ療法の一種であるマガジン・フォト・コラージュ(以下:MPC)を解釈するため基礎的データとして印象評定、形式分析、内容分析による数量的検討を行った。②MPCが制作者に与える心理的効果について質的に検討するとともに、MPCを用いたグループスーパービジョン(以下GSV)が面接能力向上のためのトレーニングとして有効なのを確認した。③上記②のデータと元にMPCを用いたGSVにおける心理的体験のための「コラージュ療法体験・セルフチェック リスト」を作成し、MPCを用いた個人スーパービジョン及び、新たに開発した簡易版MPCを用いたコラージュ療法トレーニングプログラムにおける研修効果を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①MPCの解釈のための基礎的データを実証的に検討した研究は例がなく、今後MPCを臨床で用いる際、解釈上の目安として有効に活用できる。②クライエント及びセラピストの立場でMPCの制作を体験する際の心理過程を質的に検討した研究は例がなく、特に体験者がセラピストとしての役割を自覚することを実証的に検証した点で意義がある。③上記②のデータを元に考案したコラージュ療法体験・セルフチェックリスト及び簡易版MPCを導入した、より簡便なコラージュ療法研修プログラムを開発することが出来た。今後はこの新たな研修法を活用してコラージュ療法について実践的に学ぶことで、心理支援者の能力の向上が期待される。
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