研究課題/領域番号 |
18K03099
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
下田 芳幸 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (30510367)
|
研究分担者 |
寺坂 明子 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10760176)
石津 憲一郎 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (40530142)
大月 友 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20508353)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 怒り / 対処 / 小学生 / 中学生 / アンガーマネジメント / 怒り反すう / 攻撃性 / ストレスマネジメント / ソーシャルスキル / 反すう / 適応的対処 / 暴力行為 / いじめ / 対処行動 / 向社会的行動 |
研究成果の概要 |
基礎研究として、海外の「子ども用怒り反すう尺度」の日本語版を作成した。また、小中学生の怒り対処に関するレビューを行った。さらに、文部科学省調査における暴力行為といじめの件数・割合について分析した。そして小中学生を対象とした子ども用怒り対処尺度を開発した。 怒り対処の心理教育に関する研究として、学級単位のアンガーマネジメントに関する研究レビューを行った。また、小学生および中学生を対象とした学級単位のストレスマネジメント教育・ソーシャルスキル教育に関する実践研究のレビューを行った。そして授業プログラムを開発・実践し、中学生の授業評価や感想の分析からその効果を明らかにした
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
怒り対処の基礎研究の結果、これまでの怒り対処の研究では向社会的な側面の測定が不十分であったことが示され、「子ども用怒り対処尺度」により、こういった向社会的な側面を含む怒り対処を幅広く測定することが可能となった。また、小中学生における生徒間暴力が引き続き多いことも明らかとなり、生徒同士の人間関係づくりの重要性が改めて示された。 怒り対処を促す心理教育プログラムが開発されたことで、スクールカウンセラー等が実施する心理教育に、エビデンスベーストなプログラムが選択肢として追加された。
|